ご無沙汰しております。野末です。
さて、毎年恒例となりましたWordPressを扱った東海地区最大規模のイベント「WordFes Nagoya 2016」
今年も副実行委員長として参加させて頂きました。
最終的には190名もの参加を頂きました。
今年の特色は「WordPressの森へ集おう」ということで、
制作者やブロガーや色んな人たちを森の動物達に例えて、みんなで森に集まろうというコンセプトを立てました。
名古屋工業大学の一角を借りて本編を行い、懇親会を近くの名古屋ビール園「浩養園」、さらに合宿として岐阜県大垣市にある「ソフトピアジャパン内のソピアキャビン」で一泊してきました。
WordPress とは?
弊社もサイトを制作する際にはほぼWordPressを導入していますが、いわゆるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の略になります。
ブログの記事やページなどのコンテンツを管理画面から入れ替えたり内容を変更したりすることの出来るシステムです。
その中でもWordPressは数多くのサイトで使われています。
CMSで作られたサイトの約60%がWordPressで作られています。
そんなWordPressには、地域毎にコミュニティが存在していて、
その中の名古屋のコミュニティに個人的に私も参加してまして、今回も運営スタッフとして参加してきました。
では、今回のイベントで興味深かったセッションを紹介します。
JSON-LD を使った構造化マークアップ
マークアップというのは、ウェブサイトを作るHTMLという言語を使ってつくり上げる事を言います。
例えば、文字を赤くする場合はちゃんとコードで「この文字をこの色にしてください」といった命令文を書いていくんです。
そんなマークアップですが、最近「構造化データ」という言葉が聞かれるようになりました。
これまでは、マークアップと言うと「文書構造」を定義するものと考えられてきました。
「大見出し」があり、「中見出し」が続き、
さらに段落があり、リストがあり、画像があり・・・。
というような記述をしてきました。
「構造化データ」と呼ばれるものは、これらにさらにもっと掘り下げた情報を定義していく事をいいます。
例えば、料理を紹介するページがあったとすると、
「料理名が何」で、「調理時間が何分」で、「カロリーは○○kcal」である。
ということを、定義してクローラーに正しく伝えることが出来ます。
するとどうなるか・・・・・。
(例)「ポテトサラダ レシピ」で検索
このように、検索結果に記事の画像や調理時やカロリーまで表示されています。
検索結果の一覧の中で、このような情報があると、クリックしたくなりませんか??
ただ、これをするには各ページ、細かく記述を入れたりと手間も増えます。
ページ内のカロリーが書いてある部分に、「これはカロリーですよ」とかを直接書くのは結構大変なんです。
それが、最近「JSON-LD」というものを使うと、1個のファイルに、ページの情報(カロリーや調理時間とか)をまとめて書けばいいじゃんというものが出てきました。
まだまだ構造化データを用いたマークアップは大規模サイトや一部のサイトでしか実装されていませんが、
今後増えてくるのかなと思います。
うちでも対応できるようにしていきたいですね。
Adobe XD の紹介
Adobeというと、PhotoshopやIllustratorなどのソフトを開発している会社です。
そこが、今度プロトタイプを作るツールを発表するということです。
プロトタイプというのは、ホームページであったり、デザインであったりの試作、というか骨組みというか
完成させるための設計図みたいなものです。
Adobeから初めてそのプロトタイプを作れるツールが発表されたということで、楽しみです。
グラフィックレコーディング
今回、Webデザイナー座談会という、現役のデザイナー4名がお題について語り合うという企画をしたのですが、その中でリアルタイムでその話の内容を聞きながらその模様をイラストにして書き起こしていくという「グラフィックレコーディング」を試みました。
実際にその場で話している内容をイラストに起こして文字も加えていく、
僕はただメモを取るだけでも結構置いて行かれることが多いんですが、さらにイラストまでつけるというのがすごかったです。
この他にも沢山セッションがありました。本当にタメになる話も多く、懇親会合宿と最後まで楽しんできました。
また来年もやると思いますので、興味ありましたらお気軽にお越しください!